クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime [美術館めぐり & おいしいもの]
クリスチャン・ボルタンスキー 2015「ぼた山」
星屑の雨かもしれずしんしんと 宇宙のにほひするやうな雨 小島 ゆかり
国立新美術館で開催中の
「クリスチャン・ボルタンスキーLife time」展に行った。
現代のフランスを代表する作家(1944〜)の国内最大規模の展覧会。
「クリスチャン・ボルタンスキーLife time」展に行った。
現代のフランスを代表する作家(1944〜)の国内最大規模の展覧会。
ホロコーストが創作の原点の一つと後で知ったが、薄暗い展示室、モノクロの古い時代の顔写真が祭壇のように飾られている「モニュメント」シリーズなど、すべてが死を連想させ、静かな部屋に心臓の鼓動や巡礼を思わせる鈴の音が響いていた。
「幽霊の廊下」を過ぎると正面に古着を積んでできた「ボタ山」が見えてくる。(この廊下からしばらく先は撮影OK)
「幽霊の廊下」と名称は不気味だけど、ぜんぜん怖くない。 ちょっとユーモラスな幽霊の影絵が風に揺れている作品で、東京展のために制作されたもの。幽霊の廊下 2019
スピリット 2013
100枚を超えるヴェールに様々な顔写真が印刷され、天井から下がり、時々ふわふわと舞い上がる様はきれい。さまよえる霊魂を表しているのだそう。
ミステリオス 2017
南米パタゴニアで撮影された3つの映像からなるインスタレーション。
ちょっとわかりにくいけれど、真ん中の映像に写っているのは海辺に置かれた巨大なラッパ状のオブジェで、ポスターにもなっている。ここから金属的な音を流し、世界の起源を知る生き物とされているクジラとコミュニケーションを試みた作品。
南米パタゴニアで撮影された3つの映像からなるインスタレーション。
ちょっとわかりにくいけれど、真ん中の映像に写っているのは海辺に置かれた巨大なラッパ状のオブジェで、ポスターにもなっている。ここから金属的な音を流し、世界の起源を知る生き物とされているクジラとコミュニケーションを試みた作品。
この先から再び撮影禁止となる。そこに200個以上の電球が床に置かれて光っている作品がある。
この展覧会に足を運んだのは開催初日から数日後だったが、数個電球が切れているものがあった。切れたままでいいのかなぁと思ったのだが、
実は毎日3個ずつ消えていき、最終日にはすべての電球の灯りが消える「黄昏」という作品でした。
(これをまとめている時に知り、やっぱり下調べして鑑賞するんだったと思いました。 トホ.....)
この展覧会に足を運んだのは開催初日から数日後だったが、数個電球が切れているものがあった。切れたままでいいのかなぁと思ったのだが、
実は毎日3個ずつ消えていき、最終日にはすべての電球の灯りが消える「黄昏」という作品でした。
(これをまとめている時に知り、やっぱり下調べして鑑賞するんだったと思いました。 トホ.....)
9月2日まで。
この展覧会の翌週あたりに訪ねたフランス料理のお店
「シェ・ アキラ Chez Akila」
地下鉄 ブルーラインの伊勢佐木長者町駅の6番出口を出て すぐ目の前。
こんな所?に、全てに完璧なお店がひっそりとあります。
前菜 鮎のマリネと山菜のサラダ これを選んで大正解!
もう一つのサラダ
本日の魚料理 魚のソテーも美味しかったけれど、
上にのってる野菜がとってもおいしい。
ラムの赤ワイン煮 だったかな
(メニュー名 覚えてなくて我ながら唖然。今度はちゃんとメモって置こうと反省)
フランス産オマール海老のなんとかいう料理(プラス600円)
デザート いちごのグラタン また食べたいなあ〜
ビワのコンポートとソルベ
「シェ・ アキラ Chez Akila」
地下鉄 ブルーラインの伊勢佐木長者町駅の6番出口を出て すぐ目の前。
こんな所?に、全てに完璧なお店がひっそりとあります。
前菜 鮎のマリネと山菜のサラダ これを選んで大正解!
もう一つのサラダ
本日の魚料理 魚のソテーも美味しかったけれど、
上にのってる野菜がとってもおいしい。
ラムの赤ワイン煮 だったかな
(メニュー名 覚えてなくて我ながら唖然。今度はちゃんとメモって置こうと反省)
フランス産オマール海老のなんとかいう料理(プラス600円)
デザート いちごのグラタン また食べたいなあ〜
ビワのコンポートとソルベ
コーヒーに添えられるプティ菓子 これはだいたいいつも同じものが出ます。どれも美味だけど、ゼリーとチョコ菓子が絶品
Kちゃんの誕生日ディナーで予約したのだけど、小さなサプライズ付き
こういうの、うれしい。
こういうの、うれしい。
料理も当然ながら、デザート、最後の飲み物に添えられるプティ菓子に至るまですべて丁寧で完璧です。
コーヒーも豆を挽いて淹れてくれます。
プリ・フィックス制 前菜、魚、肉、デザートコースで5000円。
わたしはそんなに食べられないので魚抜きの3800円のコースで。
と、いってもすべてシェアして食べてるけど
コーヒーも豆を挽いて淹れてくれます。
プリ・フィックス制 前菜、魚、肉、デザートコースで5000円。
わたしはそんなに食べられないので魚抜きの3800円のコースで。
と、いってもすべてシェアして食べてるけど
居心地もよく、お気に入りのお店です
ボルタンスキー展、パリのポンピドーセンター(近代美術館)で見たことがあるのですが、難解でした。古着がかけてあったり、(ここでは山にしてあるんですね)、ろうそくの光でゆるゆらする映像とか、心臓の鼓動、、肖像写真、、。。。いま、ここで、バニラさんの説明を読んで意味がわかりました。
<すべてが死を連想させ、静かな部屋に心臓の鼓動や巡礼の思わせる鈴の音が響いていた。>なるほど!でした。私が見たのは10年以上前。ここにあるのは、最近の作品。見るつもりはなかったけれど、ここを読んだら、最近の作品に興味がわいてきたので、見に行きます。
レストラン、これでこの値段は、お得ですね! 伊勢佐木町、ちょっと遠いけど、横浜美術館へ行った時に足を延ばす感じかしら。
by TaekoLovesParis (2019-07-15 00:53)
◇Taekoさま
ボルタンスキー、難解でした。息子に勧められ出かけた展覧会。
ボルタンスキーを知ってから観れば、解釈の幅は広がったのは確実なので、予習必須でした。それに展示室が暗くて、もらったパンフの米粒のような説明文も全然読めなかったの...若者向けなのか? トホホ
仏レストラン シェ・アキラ、わたしも横浜美術館の後にお薦めと書こうと思ってました。桜木町からブルーラインで2駅です。横美界隈でお薦めのレストランはいくつかありますが、何よりここはほぼ予約なしで入れるので楽です。
by バニラ (2019-07-15 08:50)
スイーツだけでも何種も出て来るのでやすね。
どれほど高級なコースかお察ししやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2019-07-17 20:55)
◆ぼんぼちさま
最後のスイーツが美味しいと全体的にも底上げされると聞いたことがありますが、このお店は最初から最後まで90点以上。 この界隈にはお美味しいお店が集中していて、でもどこも混んでないので穴場です。 少しずつ紹介していければと思っています。
by バニラ (2019-07-18 22:29)
お料理、見た目にも美しく♪
アスパラ・ソバージュ、いいですよね。ゼリーのパート・ド・フリュイも濃厚で。
どちらも私も好きです^^。
by Inatimy (2019-07-21 23:39)
遅れましたが、コメントさせて戴きますー
ボルタンスキー、改めて見るとすごい空気感ありそうですね。
ホロコーストが創作の原点って、なんか分かる気がします。
古着の山も印刷されたヴェールも、「何か居た感」がものすごいします。
生と死は人間の永遠のテーマでしょうが、ここまで正面切って向き合うのは凄いとおもいました。
コース料理、フルコースに近い仕立てですね。
むかーし、ブルゴーニュで年越しディナー食べたときは、7時から翌日の夜中の1時まで食べてました。デザートが3品(最後プチフール)で、さらにチーズのワゴン、そのあと、葉巻とブランデーが出てました。
by nicolas (2019-08-02 16:21)
◇Inatimyさま
結構この界隈に、なぜか美味しいお店が固まっていて、
どこで食事しようか悩むのも楽しいです。
ここがお値段的にも中間くらいのお店なので利用しやすいです。
お高めのところは、まだ行けてない〜。トホ
◆にこちゃんさま
ありがとうございます。
ボルタンスキー、ちょっと変わってますね。わたしには難解でした。
幽霊の所は、ちょっと和んだけど。
年越しディナーなんていうのがあるんですね!
食べて飲んで、ダンスとかもあるのかなぁ。 楽しい思い出ですね。
by バニラ (2019-08-04 18:12)