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最近の本 [本日のこぼれ話]

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  ふはとろの卵丼には葱でなく 三葉が合ふと君言ふランチ       大村 博子


卵丼ではなく ふわとろの「ナシゴレン風オムライス」
すごく好きな味! サラダとピクルスが付いて1000円

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図書館の予約本待ちの合間合間に読んでいるので
なかなか読み進まない本がある。

  椿.jpg「椿の海の記」石牟礼道子
でもゆっくり味わって読みたい文章なのです、石牟礼さんの書かれるものは。
こんな表現があるのだといちいち感動し、
1ページ、1ページ 深く息をしながら、身体中に染み渡らせるように読んでいます。
なので読後感想はまだまだ先....。
(熊本弁の柔らかさも文章にリズムと躍動感を与えて、
味わいを深めています)


ベルリン.jpegベルリンは晴れているか」深緑野分著
直木賞候補であり、本屋大賞にもノミネートされましたね
1945年7月、敗戦後の共同統治されていたベルリンで起きた
殺人事件に巻き込まれた17歳の女の子アウグステが主人公。
難民で行き倒れた女性の幼子を引き取り妹のようにして暮らして
いたアウグステ一家。両親は反ナチの活動家で、通報され命を落とし、
かくまっていた幼い女の子も衰弱し、ひとりぼっちになった彼女は
アメリカが統治している地区で働いて、どうにか暮らしていたが、
不可思議な事件に巻き込まれ翻弄される。
最初の頃は、翻訳物?ってたびたび著者を確認したほど
いまわしいナチスの時代の人々の日常、そして戦後の焦土と化した
街の様子やしたたかに生き延びる人々の息遣いまで感じるほどに
描かれている。
これは、あっという間に読み終えました。
同じ著者の米兵が主人公の「戦場のコックたち」も読んでみたくなった。


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   このチャイも美味しかった。


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