美味なるルドン [美術館めぐり & おいしいもの]
「気いつけていき」と光の声したり 昼寝る母に別れ告げれば 白石 勉
「ルドン ひらかれた夢ー幻想の世紀末から現代へ」ポーラ美術館http://www.polamuseum.or.jp/exhibition/20180722s01/
起源 1883年リトグラフ
12月に終わってしまった展覧会ですが (訪れたのは10月)
ルドンといえば、目玉・モノクロという印象しかなかったわたしに
新しいルドンを魅せてくれた展覧会でした。
日本風の花瓶 1908年油彩
ー ルドンは19世紀末に隆盛する印象派の芸術に背を向け、
神秘に満ちた幻想的な世界を描き続けました。
さらに世紀末に広まった「象徴主義」のなかでも特定の流派に
属することなく、独自の探究を重ねた孤高の芸術家と考えられ
て きました。しかし近年では客観的な分析を通して、実は過去の
巨匠たちや同時代の美術作品や、挿絵等の大衆文化などから
影響を受けていた事実が明らかになっています。
本展では、ルドンの画業を横断しながら、主題ごとに、
その源泉や 制作のプロセスをひもとき、これまで閉ざされた精神の
なかで培わ れてきたと考えられてきたルドンの幻想的なイメージが
どのように 生成されたのかを検証します。ー (美術館HPより引用)
館内のレストラン「アレイ」で企画展限定コースをいただく。
オードブルは「きのことトリュフのタルト サラダ添え」
1つ目巨人をイメージしたものと言われるとそんなふうに見えてくる?
メインディッシュ
「仔羊のコートレットとカイエット」
ルドン生誕地のボルドー赤ワインソースで。
デザート
グロゼイユ(赤スグリ)のゼリーの下は洋梨のババロア。
ルドンの「日本風の花瓶」がお皿の上に描かれています。
この限定コース、すべてが美しい上に味も細部までこだわり抜いて
とてもおいしかったです。 コーヒーもちゃんと美味しかった。
こちらは「アレイコース」
本日のアミューズ
本日の魚料理
ビーフシチュー
デザート盛り合わせ
こちらもうつくしい。
ポーラ美術館も美しい。