SSブログ

アンティークに包まれて… [鎌倉たより]

 045.JPG
いくら夏日が続くといっても このブラウス着るにはまだちょっと早いね。
リビングにはまぶしい陽射しがさんさんと降り注いでいますが…
040.JPG041.JPG



こんなかわいいお家が我が家だったらいいな♪
037.JPG019.JPG
012.JPG
052.JPG054.JPG
突然 純和風の建物になったけど、2軒の家ではなくて
洋館と茅葺きの建物とつながっています。
和室はかなりの高床式。(洋館の2階に通じる階段の踊り場から渡り廊下でつながっているので
必然的にそうなったのではないかなぁ)
このちょっと変わった家には作家里見弴(とん)が大正15年から昭和11年まで暮していました。
規模は全然違うけど、以前訪ねた上野の旧岩崎邸もこんな風に洋館と和館がつながってました。
やっぱりみんな、たまには畳でごろごろしたいんだね♪ 
016.JPG
この和室では 茶会も開かれます。

039.JPG
六角の小窓も、リビングの窓もペアガラスになっています。

           コップと花.gif


訪ねた日には「仏蘭西・北欧古道具展」を開催していました。
032.JPG
034.JPG036.JPG046.JPG028.JPG048.JPG030.JPG

この里見邸、現在は貸しスペースとして さまざまなイベントが開催されています。
骨董市だったり、音楽会だったり、お茶会だったり…
こじんまりとしたスペースならではのアットホームな雰囲気がとってもすてきでした。

見邸をさらに奥に進むと江藤淳の住んでいた家に行き当たります。
鎌倉は明治22年の横須賀線開通以降、多くの文学者が居住・滞在した町なのですね。
- 久米正雄、大佛次郎(大佛茶廊はこちら)川端康成、小林秀雄、里見弴、永井龍男、
吉屋信子(吉屋信子記念館は
こちら)、澁澤龍彦、小津安二郎などなど -

そして久米正雄、川端康成、大佛次郎らによって
1933年(~1961年)鎌倉ペンクラブが結成され、カーニバルを開いたり、
作家達が持ち寄った本での貸本屋「鎌倉文庫」を経営するなど
鎌倉文化を支えてきた歴史があります。 
そんな鎌倉ペンクラブは再び文化の風を呼び起こそうと2003年に復活したしたそうです。

鎌倉と文学について興味のある方は鎌倉文学館へどうぞ♪

    171.JPG 旧前田侯爵家別邸 鎌倉文学館



nice!(40)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 40

コメント 12

TaekoLovesParis

瀟洒な西洋館に民家ふうの居住部分がついて、すてきな家ですね。
里見トンは有島武郎と兄弟だから、いい家柄の出身でお金持ち。
さすが~のお屋敷ですね。有島武郎の作品は、「或る女」とか読んだけど、
里見トンのは、読んだことがないです。
文士の家が多い「鎌倉・雪ノ下」って母からきいていたけれど、鎌倉文学館
も、ここも行ってみたいです。

アンティークの水差し、どれも形がすてきですね。
by TaekoLovesParis (2009-04-16 23:09) 

あじゃ

こんばんは!
バニラ宅めっちゃ素敵♪!!???
ここに住んでたらなんだかドラマになっちゃいそう
いい空間ですね
私も行って見ます
by あじゃ (2009-04-17 01:25) 

yk2

今回のエントリ読んで、そう云えばバニラさんが僕のblogに初めてコメント残して下さったのは鎌倉文学館へ行った時の話だったっけ、と懐かしく思い出しました。大佛次郎の旧宅のカフェも大谷美術館も未だに行ってないけれど(^^;、バニラさんがご紹介して下さる在り来たりの観光ルートとはちょっと違った、知る人ぞ知る鎌倉案内はいつも気になる場所ばかりです。いつかちゃんと役立てたいなぁ・・・(苦笑)。
by yk2 (2009-04-17 21:53) 

duke

きれいですね。こういうおうち、大好き^^きちんとして、落ち着く感じ・・・。富豪になったらどんな家に住もうかと、たまに考えます。。^^; 鎌倉、しばらく行っていないので、あじさいの頃とかにでも行こうかな・・・。
by duke (2009-04-18 01:47) 

バニラ

****
 みなさまniceとコメントありがとうございます
 今日はあいにくの薄曇りですが 散策するにはちょうどいい感じですね。
 といっても 一日だらだらして終わってしまいそうですが…
                             ****** **

◇Taekoさま
 やっぱりお金持ちだったのですね、里見氏は。
 この里見邸、大事に使われてきて照明も当初からのものがそのまま
 残っているのだそうです。 それがまたとってもすてきでした。 
 鎌倉文学館はこれからの時期、園内のお花も見ごろになります。
 平日がお薦めですが…

◆あじゃさま
 あじゃさんもよくご存じのベルグフェルド本店の手前の小道を
 奥にだいぶ行ったところにあるんです。 わかりづらい~
 イベント以外の一般公開は月曜のみのようです。

◇yk2さま
 そうでしたっけね~  yk2さんには何をさしおいても大佛茶廊に
 足を運んで欲しいですね。 ぴったりの空間かと思います♪

◆dukeさま
 鎌倉にもすてきな洋館がたくさんあるんですよね。  横浜の洋館は
 在留外国人が住んでいたものだけど、鎌倉のは日本人が自分の
 ために建てたものだったりするのが、違うところですよね。だから和室が
 くっついてたりするのだけど。
 鎌倉はこれからの時期、平日じゃないときついです。
 人の列に延々続いて歩く感じになるので…
by バニラ (2009-04-18 15:29) 

アールグレイ

素敵な洋風、和風のお宅ですよね。
アンティークに包まれる生活、あこがれです。
おしゃれで落ち着ける空間、こんなお家で過ごしてみたいです^^
by アールグレイ (2009-04-19 08:02) 

berry

バニラさん宅と即信じました。(笑)
まず、窓に目が行き、ステキ!
それから、窓から見える庭、そしてオシャレな階段
これだけで、どんなおうちか想像できます。
「仏蘭西・北欧古道具展」見応えありそうですね。

by berry (2009-04-19 09:14) 

バニラ

◆アールグレイさま
 こじんまりとして、落ち着くお家でした。
 好きなものに囲まれて暮らしたいですよね。

◇berryさま 
 信じてくれて、うれしいな♪ 
 ちょっと? だいぶ?変わったお家でした。 
 かわいいお家なのにちゃんと使用人部屋まであるんですよ。
by バニラ (2009-04-19 17:30) 

nayusa

素敵・・・。
ため息が出ますね。
こんな場所で過ごせたら
お肌も、心も癒されそう^^♪
by nayusa (2009-04-19 20:13) 

バニラ

◆nayusaさま 
 優雅にすごせそうですよね。 やっぱり器も大事ってこと?
by バニラ (2009-04-19 21:46) 

にこちゃん

いいなぁー(* ̄ω ̄)
こういう場所みてると「深窓のおじょーさま」になった気分になれます♡
by にこちゃん (2009-04-23 23:57) 

バニラ

◆にこちゃんさま
 鏡を見なければ、いつでもお嬢さま気分なんだけどなぁ~♪
  
by バニラ (2009-04-24 18:30) 

トラックバック 0

魅惑的なうねうね箸が転んでも… ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。