楓のbaby [本日のこぼれ話]
ねむらないただ一本の樹となって あなたのワンピースに実を落とす 笹井宏之
5月も6月も貴重な体験をしたのに、全然UPできなかった。
忘れないように記録しておかなくては…。
5月 初めての文楽鑑賞
「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」 熊谷桜の段/熊谷陣屋の段
「曽根崎心中」 生玉社前の段/天満屋の段/天神森の段
曽根崎心中はぜひこの角田光代版がお勧め。
涙なくしては読めない。
そして そもそもわたしが文楽に興味を持ったきっかけの本が三浦しをんの「仏果を得ず」だ。
私の中では「舟を編む」よりおもしろかった本でもある。
端っこではあったけど、一番前の席でかじりつくように鑑賞。
産経新聞より
でも実は楽しみにしていった「曽根崎心中」より「一谷嫩軍記」の方がすっと心に入って知らずに涙を流していた。
わたしには、子を思う親心の方がわかりやすいのかも。
さて、文楽もチケット取りにくいけど、それでもこの志の輔ほどではない。
席もどこになるかわからないので、ちょっと博打っぽい。
ようやく手に入れてもらった志の輔の公演は、これで2度目。
今回は2階の横向きの席。でも舞台にせり出す様な席なので、臨場感はたっぷり。
演目 「死神」 「江戸の夢」
やっぱり古典落語はいいな。 「死神」は久しぶり。
「江戸の夢」は初めて聴く。 これも親子もので涙がちょっと出てしまった。
にぎわい座の向かい側の小路を入ったところにジャズ喫茶の老舗「ちぐさ」があることに
つい最近気づく。
ジャズ喫茶って初めてで、敷居が高かったのだけど、すごく気楽でいい感じ。
そして ちょっと早い夏休みで7月の連休を使って熊本へ。
旧細川刑部邸
しかしすごい暑さに熊本城と三の丸にある細川刑部(ほそかわぎょうぶ)邸の見学だけで、もうぐったり。
飛行機の時間まで県立美術館で過ごす。
興味深く閲覧したのが半地下にある「装飾古墳室」。
装飾古墳とは、石棺や石室あるいは横穴墓の内・外面に、彫刻や彩色により文様や絵画などの装飾を施した古墳のことです。5世紀から7世紀ごろまで造られ、全国で500例(平成5年調べ)ほどが知られていますが、九州の北・中部に集中的に存在しています。特に、熊本県内には約190例が分布しており、装飾古墳の発生と展開を考える上で注目されています。本館の装飾古墳は、熊本県の代表的な装飾古墳を再現したものです。(HPより)
素朴な彫りつけがかわいらしくて、虜になってしまった。
この美術館はカフェもまあまあだし、また行ってみたい。
熊本市内観光の前日は人吉温泉に泊まる。
老舗の温泉に宿で、とろみのついたお湯がすごくいい。 何度も入ってしまった。
あゆ料理がメインの食事もとっても美味。 大満足。
人吉城址もみごとな景色で、汗をダラダラ流して本丸まで登った甲斐があった。
気づいたら、下書きしていたこの「濡れつばめ」をUPする時期もとうに過ぎ、
すでに「夾竹桃」の夏になってしまったが、3ヶ月まとめてだけど、UPできて良かった♪